「首を動かす」と言われた時・・
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あなたは「頭部の動き」と「頸部の動き」を区別できていますか?
実はこの2つ、使う筋も可動域も全く違います!



今回は頭部と頸部の動きの違いを明確にした上で
フォアヘッドやストレートネックの問題まで解説します!
▼ この記事で紹介する胸鎖乳突筋の詳細はこちら
→ 胸鎖乳突筋とは?起始停止・作用を理学療法士が解説
頭部と頸部の動きを分けて考えよう
首の動きは大きく
① 頭部の動き→環椎後頭関節で起こる
② 頸部の動き→椎体間関節付近で起こる
に分けられます!

それぞれ動く関節、関与する筋、可動域が異なります!
頭部屈曲とは
顎を引くような、うなずく動きです!
環椎後頭関節の動きで、可動域はわずか【約5°】

【関与する筋】
・頭長筋
・前頭直筋
・外側頭直筋

非常に小さな動きですが
臨床では重要な評価ポイントになります!
頭部伸展とは
顎を浮かすように動かす動きで
可動域は【約10°】

【関与する筋】
・頭最長筋
・頭板状筋
・頭半棘筋
・大後頭直筋
・小後頭直筋
・上頭斜筋
・下頭斜筋
・胸鎖乳突筋


頸部屈曲とは
ここからは頸椎全体の動きになります!
ポイントは「二重顎を作らないように頭を持ち上げる」イメージ!

可動域は【約40°】
頭部屈曲の8倍もの可動域があります!
【関与する筋】
・頸長筋
・前斜角筋
・中斜角筋
・後斜角筋

頸部伸展とは
「ミニトマト1つを顎に挟んだまま伸ばす」イメージで
顎は突き出さずに動かします

【関与する筋】
・頸後横突間筋
・頸前横突間筋
・頸棘間筋
・頸棘筋
・頸半棘筋
・頸最長筋
・頸板状筋
・頸腸肋筋

可動域は【約60°】です!
頭頸部の複合的な動きとフォワードヘッド


これらの動きが組み合わさることで
おへそを覗き込む頭頸部屈曲や
天井を見上げる頭頸部伸展が可能になります!

頭部が前方に突出すると
中位〜下位頸椎が屈曲し
上位頭頸部が伸展します!
フォワードヘッドの姿勢では
中〜下位頸椎が本来の前弯を保てず屈曲位になり
弯曲が減ることで
いわゆるストレートネックになりやすいと言われています!
ただし重要なポイントとして
この姿勢自体がストレートネックなのではない
ということです。
ストレートネックとは
頭部が後退すると
中位から下位頸椎が伸展し
上位頭頸椎が屈曲

頭位後退しても
中位から下位頸椎が追従していくので
弯曲が減少し
スレートネックになりやすくなります!
ストレートネックの基準
基本的には「触診」もしくは
正しく判断するには
画像所見でないと判断できないとされています!

第2頸椎の上端と第7頸椎の下端がなす角度が
30 °以下だと
ストレートネックと言われます!
ストレートネックになったら何が悪いか?
頸部には
・椎骨動脈
・頸神経叢
・腕神経叢


重要な血管と神経が走っているため
長時間この姿勢が続くと
頭痛、肩こり、神経障害のリスクにもなります!
頭頸部の安定化のための運動や
頭頸部に関わる筋の記事も
今後、投稿予定です!
まとめ
・頭部と頸部の動きは別物(筋も可動域も違う)
・頭部屈曲5° / 伸展10° / 頸部屈曲40° / 伸展60°
・フォワードヘッドがストレートネックを誘発するが
フォアヘッドだからストレートネックであるわけでは無い
・頸部を前弯位、頭部を軽く伸展位で保つことが大切
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